こんにちは。
エー・アール・シーの吉田です。
10月25日から28日にかけて台湾を代表するIT企業や先端技術研究機関、AI/IoT技術の展示会などを視察してきましたので、今回はその模様についてお伝えしたいと思います。
台湾と言えば全長509mのシンボルタワー「台北101」、原宿のような街並みの「西門町」、異国情緒あふれるレトロな街「九份」、そして「夜市」や火鍋、魯肉飯(ルーローハン)など豊かな食文化が有名かと思います。(4日間すべて魯肉飯を食べました^^)
そんな多彩な魅力にあふれる台湾ですが、今や世界にインパクトを与えるデジタル最先端の技術大国へ変身しているのです!
視察を通して、政府と企業が一体となってAIやIoT、5Gなどの先進技術への投資を積極的に進めていること、そしてその先進技術をソフトウェアと融合することで新たな付加価値を生み出しているのだと感じました。
また、何よりも各企業の皆様が温かく丁寧な応対で色々と説明をしてくださったのも印象的でした。謝謝!
それでは同行した社員3名の皆さんから印象に残った視察について感想を貰いましたのでバトンタッチします。
【新竹工業研究院】
西本です。
台北より早朝からバスで約3時間移動し、新竹は工業研究院(略称:ITRI)を視察しました。
新竹工業研究院は1973 年に設立された台湾科学技術の発展における重要拠点で、設立50周年を迎える、台湾に半導体産業を生み出したことでその名を高めた研究機関です。
企業説明のなかで、6000人を超える従業員のうち8割以上が修士、または博士であり、従業員がなによりも企業の資産だとおっしゃっていたのが強く印象に残っています。
AIによって制御された環境でウコンを短期間栽培したり、5G速度を利用して映像を遠隔地にほぼリアルタイムに映し出したり、ただしいフォームでいないと電流が流されるウェアといったり…費用面で一般に広く使えるかといわれると実用が難しい技術も多くありましたが、クリエイティブな内容でとても刺激的でした。
【SYSCOM】
堀内です。
台湾というと、私は半導体や海外メーカーの受託製造(OEM)といった製造のイメージでした。
一方、SYSCOM社は、グローバルにSI、ERP、DX、セキュリティ、クラウド等を展開している企業です。
国内外の大企業/官公庁にて様々な実績がある企業ですが、特にカメラ、画像認識(AI)を活用したスマートシティ(道路/交通)が印象に残っております。
技術力の高さもそうですが、実際に導入or実証実験が進んでおり、非常に興味深い製品でした。
また、SYSCOM社にて他の視察場所含めコーティネイトして頂き、有意義な視察を行う事が出来ました。この場を借りて御礼申し上げます。
【AIoT Taiwan2023】
竹下です。
AIoT Taiwanは3日間にわたり開催されており、東京ビッグサイトで行われるIT展示会と似たような展示会となっていました。
台湾でも自動決済の技術が進んでおり、コンビニの棚から商品をとったことを検知し、自動でカード決済が行われるシステムがありました。
重さと、AIでの画像認識により検知しているようで、商品を返却したことまで検知していたことには驚きました。
日台交流のブースもあり、複数の日本企業が出店していたことからも日台での、協業などが盛んにおこなわれていることが窺えます。
国内のみならず、海外にも目を向けていく時代であることを感じさせられ、とても有意義な視察となりました。
今回の台湾視察を通し、台湾のIT技術を体感できたのと同時に街並みを見ても古い建物のすぐ隣に高層ビルが並んでいるなど、街が急速に発展を遂げている様子が伺えました。
懇親会ではカラオケでの台湾人方のエネルギー、パワーに圧倒され、これが発展の源なのだと感じました。
負けず劣らず頑張っていきたいですね!
以上、台湾視察の報告でした!