「ヘアドネーション」って、知っていますか?
ご存じない方、言葉を分解すると、「ヘア」=「髪」として、
「ドネーション」は「ドナー」の名詞形、と言ったらピンとくる方もいらっしゃると思います。
「ヘアドネーション」は髪の毛を寄付する取り組みです。
こんにちは。エー・アール・シーのこばやしです。 ※Babyの記事を書いたのは違う小林さんです。
今回は、2020年の夏に私が体験したヘアドネーションについてお話と思います。
【いつ?】
私がこの取り組みを認知したのは、数年前にTVで
「お団子ヘアーも!?娘と同じ髪形をする男性!」というニュースを目にした時です。
小学校低学年くらいの髪の長い娘さんと一緒に、卑弥呼ヘアーなどをして
長髪を楽しむ父娘の写真がいくつか紹介されていました。
最初は、ぼんやりただ「たのしそうだなぁ」という印象でしたが、
『なぜ長髪にしようと思ったのですか?』というインタビューに
お父さん「髪を寄付しようと思ったからです。男性でもできるみたいで。」
娘さん「みんなに、髪の毛を必要としている人がいることを知ってほしいと思った。」
と答えているのを聞いて、目が覚める思いでした。
【だれが?】
「ドナー」と聞いてまず連想する”臓器の寄付”は、いろいろと考えなくてはならないことが
沢山ありますが、髪の毛の寄付は、それに比べるとハードルが低いように感じました。
なにより、大人も子供も、男性も女性も取り組める活動であること、
それを広めたいと思っている人がいること、それを知らなかった私について気づかされ、
『これは調べなくては』とググり欲が刺激されたことを覚えています。
■ヘアドネーションはだれでもできる!
【だれに?】
ググった私は知りました。
寄付された髪はどこへ行くのか。
ヘアドネーションは、
”小児がんやその他の疾患、先天性および心因性の脱毛症・無毛症、不慮の事故、
その他様々な理由により髪を失ってしまった日本中の18歳までの子供たちを対象に、
人毛を集め、ナチュラルな完全オリジナルの医療用ウィッグを製作しプレゼントをする”取り組みであることを。(*1)
*1 特定非営利法人HEROサイト 私たちについて より(https://hairdonation.hero.or.jp/concept/)
※その名の通り、“破牙神ライザー龍”というヒーローがいます!
東日本大震災時、避難所からの「ヒーローに会いたい…」の電話から始まった、宮城県にある法人です。
【どうやって?】
ヘアドネーションに使う髪は、31cm以上でなくてはなりません。
頭の型に植毛するときに、半分に折って最低15cmあるように作るそうです。
他にも、濡らしてはいけない、発送の際にビニールに入れないなどいつくか制約があるのですが、
①いつも髪を切るお店に説明して、切った髪を持って帰ってきて自分で発送する
②ヘアドネーションに賛同する理容室へ行って、カットから発送までお任せする
の2択なので、私は②にしました。
私が髪の毛を切ってもらった理容室はコチラ! ※快く掲載許可いただきました。
Brise.blue(https://brise-blue.webnode.jp/) ※ARC本社から歩いて10分以内!大井町のお店です。
【さいごに】
最初と逆のことを言います。
髪を伸ばすの、大変でした…!
ミディアムヘアーに慣れた私にとっては、ロングヘアーは日常でいろいろなことが気になり、
途中から早く切りたい!という思いでいっぱいでした。
慣れていない方はちょっと覚悟がいるかもです。
・髪を伸ばした期間:約2年
・寄付した長さ:31cm~(詳しく測りませんでした)
・状態:良好(質と量が◎!と言ってもらえました)
念願のカットでいい感じに切ってもらえた上に、
”私の髪で、だれかが喜んでくれる”という晴れやかな気持ちが抑えられず、
帰り道には妹に突然電話して感想を聞いてもらいました。
コロナ禍で髪の毛の受付を一部制限(41cmから受付など)することもあったようですが、
お店の方曰く、「ヘアドネーションする人は増えている」とのこと。
この記事を読んで初めてヘアドネーションを認知した方も、もう知ってるよ!という方も、
自分がやるか否かは後で決めるとして、まずは活動を周りに広めてみませんか?
自分も、”だれか”も、やってみたら心があたたかくなる活動です。
今は髪を伸ばすのは一旦お休みしていますが、
これからもこの活動を応援したいと思う、こばやしなのでした。